今回は、塀の塗装工事を行いました。
長年の経年劣化により、汚れ・カビ・色あせが目立っていたため、
透湿性に優れた塗料「ケンエース」を使用して、2回塗りで仕上げました。
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■ 塀の塗装が難しい理由
塀は雨水や地面からの湿気を受けやすく、
外壁と比べて塗膜の剥がれや膨れが起こりやすい箇所です。
特にモルタルやコンクリートなど吸水性の高い素材の場合、
通気しにくい塗料を使用すると内部の湿気が逃げられず、塗膜が浮いて剥がれることがあります。
そのため、塀の塗装には「透湿性(湿気を通す性能)」を持った塗料が必須です。
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■ 使用塗料:ケンエース(日本ペイント)
今回採用したのは、日本ペイントのケンエース。
この塗料は、塀や内壁など湿気の多い環境にも適しており、
防カビ・防藻性にも優れています。
また、透湿性が高いため、塀内部の水分を外へ逃がし、
塗膜の膨れ・剥がれを防ぎながら、長期間きれいな状態を保つことができます。
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■ 施工工程
1.下地処理
汚れやコケを高圧洗浄でしっかり除去し、クラック(ひび割れ)部分を補修。
下地を整えることで、塗料の密着性を高めます。
2.下塗り(ケンエース1回目)
下地との密着を確保しながら、均一な塗膜を形成します。
3.上塗り(ケンエース2回目)
色ムラをなくし、ツヤと厚みを出す仕上げ塗り。
塗膜にしっかりとした強度が生まれ、美観が長持ちします。
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■ 施工後の様子
仕上がりは、明るく清潔感のある印象に。
塀全体のトーンが均一になり、住宅全体の雰囲気も引き締まりました。
透湿性のある塗膜で、今後も剥がれにくく安心です。
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■ まとめ
塀の塗装は「どんな塗料を使うか」で仕上がりの寿命が大きく変わります。
外壁用の塗料をそのまま使用すると、
一見きれいに見えても、数年で膨れや剥がれが起きてしまうことがあります。
鴨川塗装では、現場の素材や環境に合わせて最適な塗料をご提案し、
長持ちする塗装を心がけています。
「塀の汚れや剥がれが気になってきた…」という方は、
ぜひ一度ご相談ください。