今回は、工場に設置された大型タンクの塗装工事をご紹介します。
屋外に設置されるタンクは、常に紫外線や雨風にさらされており、
年月とともに錆や塗膜の劣化が進みます。
放置してしまうと腐食が進み、最悪の場合は漏れや構造不良の原因にもなります。
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■ 施工前の状態
タンク表面の旧塗膜にはチョーキングや浮き、錆の発生が見られました。
このまま塗装しても密着しないため、**下地処理(ケレン)**を丁寧に行うことが重要です。
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■ 下地処理(ケレン)
まずは錆や浮いた塗膜をサンダーやワイヤーブラシで除去。
塗装面を清掃し、素地をしっかり露出させてから塗装に入ります。
この工程を怠ると、どんなに高品質な塗料を使っても
短期間で剥がれや膨れが発生してしまうため、最も重要な工程のひとつです。

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■ 塗装(ハイポン使用)
下地処理が完了したら、日本ペイントの「ハイポン」シリーズで塗装を行います。
ハイポンはエポキシ樹脂系の塗料で、
防錆性と密着性に優れており、工場設備や鉄構造物に最適です。
塗りムラやピンホールが出ないよう、
膜厚を均一に保ちながら丁寧に塗装していきます。

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■ 完成
ハイポンによる塗装は、高い防食性能と長期のメンテナンスサイクルが魅力です。
工場やプラントなど、鉄部の長寿命化をお考えの方はぜひご相談ください。