マンションなどの外壁塗装工事中に住民がガス機器を使い、一酸化炭素 (CO)中毒になったり、機器が異常着火で破損したりする事故が多発している。塗料がつかないよう給気口などをビニールシートでふさいでいたこと が原因だ。住民が「閉塞(へいそく)」を知らずに機器を使ってしまうケースが少なくな い。経済産業省は塗装業者や利用者に注意を呼びかけている。
同省原子力安全・保安院によると、塗装工事でガス機器の給排気設備を ふさいだことによる事故は86年以降、少なくても27件起きている。このう ち25人が 機器の不完全燃焼でCO中毒となり、5人が死亡した。
パロマ工業製ガス湯沸かし器のCO中毒事故が明るみに出た06年以降、 本来着火する部分や時間以外に着火する異常着火事故も統計に加えら れ、それ以前は潜在化していた可能性がある。
今年は6月末までにCO中毒2件、異常着火8件。昨年の3件を上回る計 10件発生した。 1月には千葉県の集合住宅で入浴中の2人が、6月には東京都の集合 住宅で就寝中の小学生ら3人がCO中毒になった。 瞬間湯沸かし器や風呂釜が爆発し、損傷する事故も相次いだ。
業界関係者によると、外壁の塗装工事中は給気口や排気筒(煙突)、換気 扇のカバーなどをビニールシートでふさぐことが多い。
マンションの場合、通常は管理組合に全体の計画を伝えた後、チラシで 各戸の工事日を知らせている。だが、業者によっては各戸に工事日や危険 性を十分伝えていないという。
国土交通省は昨年2月と今年1月、業界団体「日本塗装工業会」 (約2720社加盟)など3団体に注意を喚起。 「塗装工事で給排気設備をふさぐ場合はガス機器を使わないよう居住者に 周知を」と要請していた。
しかし、塗装業者数は全国に約4万7千。 業界団体に加盟していない業者は多く、住民への周知は徹底しきれないのが 現状だ。
保安院によると、実際、今年起きた10件の事故は、すべて業界団体に非加盟 の業者が工事をしていた。
住民はいずれも業者から工事中の機器の使用禁止を伝えられていなかったと いう。
日本塗装工業会では加盟社の事故報告はないが、6月下旬、住民への周知 徹底を促す文書を全加盟社に改めて郵送した。
同工業会は「業者も注意するが、住民もいつ塗装工事があるか関心を持ち、 ガス機器を使う前に給気口などがふさがれていないか確認してほしい」と呼び 掛けけている。(黒川和久)
朝日新聞
2009年7月27日15時1分
『ニュースソース』
『経済産業省からの注意喚起』(pdfファイル)
昨日朝日新聞より上記の記事がリリースされました。
業界団体では数年前から各社に経済産業省からの注意喚起を中心とした 指導を行っており、このような事故に対しての対策は、業界ではもはや常識 と捉えていただけに、近年の事故と今回のニュースリリースに少なからず動 揺を覚えます。
ガス機器・換気口については、ガス機器を使用していないのを確かめて作業 を行い、該当部分の工事が終了したら、速やかに養生を外す等の対応が必 要です。
過去の事故を蔑ろにする訳ではありませんが、このリリースを機にもう一度 業界側は勿論の事、発注されるお客様にも事実を周知して頂き、事故の再 発防止を徹底的に行わなければいけません。
事故に遭われた方に、お見舞い・お悔やみを申し上げます。
2009年7月28日 07:59 | トラックバック (0)
このエントリーのトラックバックURL: http://www.kamogawa-paint.jp/cms51/mt-tb.cgi/299
1974年生まれ web担当営業・現場主任
取得資格 >> 1級建築塗装技能士 2級施工管理技士 職長・安全衛生責任者 酸素欠乏危険作業員 有機溶剤取扱い作業員 高所作業車運転技能講習
趣味 >> ブラジリアン柔術・読書
マンションなどの外壁塗装工事中に住民がガス機器を使い、一酸化炭素 (CO)中毒になったり、機器が異常着火で破損したりする事故が多発している。塗料がつかないよう給気口などをビニールシートでふさいでいたこと が原因だ。住民が「閉塞(へいそく)」を知らずに機器を使ってしまうケースが少なくな い。経済産業省は塗装業者や利用者に注意を呼びかけている。
同省原子力安全・保安院によると、塗装工事でガス機器の給排気設備を ふさいだことによる事故は86年以降、少なくても27件起きている。このう ち25人が 機器の不完全燃焼でCO中毒となり、5人が死亡した。
パロマ工業製ガス湯沸かし器のCO中毒事故が明るみに出た06年以降、 本来着火する部分や時間以外に着火する異常着火事故も統計に加えら れ、それ以前は潜在化していた可能性がある。
今年は6月末までにCO中毒2件、異常着火8件。昨年の3件を上回る計 10件発生した。 1月には千葉県の集合住宅で入浴中の2人が、6月には東京都の集合 住宅で就寝中の小学生ら3人がCO中毒になった。 瞬間湯沸かし器や風呂釜が爆発し、損傷する事故も相次いだ。
業界関係者によると、外壁の塗装工事中は給気口や排気筒(煙突)、換気 扇のカバーなどをビニールシートでふさぐことが多い。
マンションの場合、通常は管理組合に全体の計画を伝えた後、チラシで 各戸の工事日を知らせている。だが、業者によっては各戸に工事日や危険 性を十分伝えていないという。
国土交通省は昨年2月と今年1月、業界団体「日本塗装工業会」 (約2720社加盟)など3団体に注意を喚起。 「塗装工事で給排気設備をふさぐ場合はガス機器を使わないよう居住者に 周知を」と要請していた。
しかし、塗装業者数は全国に約4万7千。 業界団体に加盟していない業者は多く、住民への周知は徹底しきれないのが 現状だ。
保安院によると、実際、今年起きた10件の事故は、すべて業界団体に非加盟 の業者が工事をしていた。
住民はいずれも業者から工事中の機器の使用禁止を伝えられていなかったと いう。
日本塗装工業会では加盟社の事故報告はないが、6月下旬、住民への周知 徹底を促す文書を全加盟社に改めて郵送した。
同工業会は「業者も注意するが、住民もいつ塗装工事があるか関心を持ち、 ガス機器を使う前に給気口などがふさがれていないか確認してほしい」と呼び 掛けけている。(黒川和久)
朝日新聞
2009年7月27日15時1分
『ニュースソース』
『経済産業省からの注意喚起』(pdfファイル)
昨日朝日新聞より上記の記事がリリースされました。
業界団体では数年前から各社に経済産業省からの注意喚起を中心とした 指導を行っており、このような事故に対しての対策は、業界ではもはや常識 と捉えていただけに、近年の事故と今回のニュースリリースに少なからず動 揺を覚えます。
ガス機器・換気口については、ガス機器を使用していないのを確かめて作業 を行い、該当部分の工事が終了したら、速やかに養生を外す等の対応が必 要です。
過去の事故を蔑ろにする訳ではありませんが、このリリースを機にもう一度 業界側は勿論の事、発注されるお客様にも事実を周知して頂き、事故の再 発防止を徹底的に行わなければいけません。
事故に遭われた方に、お見舞い・お悔やみを申し上げます。
2009年7月28日 07:59 | トラックバック (0)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kamogawa-paint.jp/cms51/mt-tb.cgi/299